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ITベンチャーで働く20代の読書記録

更新日:2020年06月07日

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SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

本書は、 ・より良い開発者とは何だろう? ・複雑で難解なコードを書ければ、良い開発者と言えるのだろうか? ・より良い開発者になるためには、何を学び、どんなスキルを磨けばいいのだろう? そのような疑問を持っている人に是非オススメしたい一冊。 エンジニアとしてのキャリアの伸ばし方、学習能力と生産性を高めるテクニック、働いて得たお金の運用方法など、 ありとあらゆるテーマを網羅的に教えてくれる。 それらは全て「より良い開発者になる方法」というテーマに繋がっている。

【プロであること】 プロが高い基準を満たすために行なっているのは、継続的な自己研鑽である。 プロになりたければ、いつも全力を挙げて自分のスキルを向上させ、自分の技術についてより多くのことを学ばなければならない。 スキルを広げるための自己訓練プランを立て、仕事の質を高めるために役立つ新しい情報を学ぶようにしよう。 十分いいという線で満足してはならない。 常にもっといい自分を求め続けよう。

【他人のために価値を生み出せ!】 自分の利益のためになることしかせず、他人のために本当に価値のあるものを生み出せなければ、自分をマーケティングするための手法として正しいことをすべてやったとしても、成功しないだろう。 何かを新たに始めようとするときには、「それらがどのようにして、他人に価値をもたらすか」という視点から考えるようにすべきだ。 私たちは、自分自身のことにとらわれがちだ。 しかしながら、他人の問題を解決し、純粋に役に立てば、あなたはもっと大きく成功する。

【出世階段の上り方】 収入はいつでも責任に追いついてくる。 それまでよりも重い責任を引き受けるように求められたときには、それを受けるべきだ。 スキルと知識を磨き続けるのも昇進昇格のための非常にいい方法である。 教育レベルを絶えず上げ続けている人が淀んでしまうことはなかなかない。 問題を解決する人になろう。 他の人々が解決できない問題や挑戦するのを避けようとする問題を解決することができれば、どの会社でも簡単に最も貴重な人間になることができる。

【バカにされるのを恐れるな】 自分のマーケティングを本当に成功させたいと思うなら、私たちの大半が持っている大きな恐怖を克服しなければならない。 それはバカみたいに見えることに対する恐怖だ。 あなたが成功したいなら、プライドを飲み込み、外に出て行って、自分がバカに見えるのを恐れないようにしなければならない。 有名な俳優、ミュージシャン、プロスポーツプレイヤー、講演者でも、かつてはやれていなかったのだ。 それでも、ベストを尽くし続けることで、とてもうまくできるようになった。 何かをずっとやり続けていれば、うまくならないではいられないものである。 そうなるまで、長い間生き残らなければならないだけのことだ。 そして、生き残るための方法は、気にしないことである。バカのように見えることを恐れてはならない。

【失敗に正面からぶつかれ】 忍耐という重要なスキルがなければ、トラブルの最初の兆候が見えたときに諦めてしまうだろう。 それでは全てのスキルが台無しになってしまう。 そして、人生には一定量のトラブルはつきものだ。 私たちは自分を少し深刻に捉え過ぎ、失敗にかなり重いチップを賭けてしまうようだ。 失敗を成功への道と考えるように訓練されていないので、何が何でも失敗を避けようとするのだ。 人生の中で取り組み、達成する価値のあるもののなかで、達成までの過程で少なくとも小さな失敗を何度かしないで済むものなどほとんどない。 失敗を喜び、期待し、受け入れ、正面からぶつかることを学ぼう。 私たちが停滞しがちなのは、危険で困難なことをするのを止めてしまうからだ。